【Vol.1言語】言語訓練について

言語訓練には、さまざまな方法があります。
失語症(脳卒中などにより、「話す」「聞いて理解する」「読む」「書く」能力が障害された状態)や構音障害(顔面、舌、唇の麻痺などにより、正確に発音する機能や能力が障害された状態)の訓練のために、絵カードや
文字カードを使用することがあります。
 

絵カードを用いた訓練の様子

「聞いて理解する」訓練の一例です。
「○○はどれですか?」という言語聴覚士の問いかけに対して、正しい絵カードを選択します。

「こんなことは、できて当たり前!」と思われるかもしれませんが、多くの失語症の方々の訓練は、ここから始まります。正確性と確実性を高めながら、少しずつ難しい課題へと移行していきます。
 
 
次は、「書く」訓練の一例です。意外(?)かもしれませんが、失語症の患者さんの多くは、シンプルで簡単そうにみえる「仮名文字」よりも、実は「漢字」のほうが理解しやすいのです。

脳の中で処理される方法や場所が漢字と仮名では違うことが、この要因と考えられています。
ヒトの言語機能について学ぶことは、脳のはたらきの勉強でもあります。
 
 
 

リハビリエッセー リハビリテーションってどういうこと?-第3回 言語聴覚士-