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作業療法学専攻

心と体両面からのケア、
その人らしい暮らしに寄り添う。

作業療法って何?

作業療法は、英語ではOccupational Therapy(OT)と表現されます。食事をしたり、歯を磨いたり、洋服を着たり、掃除をしたりする日常生活活動の様々な動作、加えて仕事や遊びなど、人が行うすべての活動が、治療や援助の対象となります。暮らしをするための機能回復、維持そして開発を行うことが作業療法の基本です。リハビリテーションの中でも、こころとからだの両面からのケア、その人らしい生活の獲得が最終目標となります。

作業療法士ってどんな職業?

作業療法士は国家資格です。
からだやこころに病気をかかえる人は、普段私たちが何気なく行っている作業、例えば食事、着がえ、遊び、仕事が制限され、生活すること自体に問題が出てきます。
作業療法士は、これらの問題を抱えるこどもから高齢者まで幅広い年齢を対象とした「そのひと」の生活・作業に焦点を当て、「そのひとらしい、いきいきとした生活」を行うことができるよう評価・治療・援助を行う仕事です。
作業療法士が活躍している領域とその割合は、おおよそ身体障害領域が約半数で、精神障害領域1割強、高齢者領域1.5割、発達障害領域が3%、で、一般病院やリハビリテーション病院、精神科病院、介護保険事業所、福祉施設、特別支援学校、訪問看護ステーション、町村の保健センターや福祉センター、その他職業センターやリハビリテーション関連企業など、活躍の場は様々です。

作業療法士の養成って何をするの?

将来、作業療法士として働けるように、必要な医学的知識や専門知識・技術を講義や実習で学びます。特に、臨床実習では、指導者のもと、病院や施設で作業療法を実践する経験もします。ひとの心の働きを知る知識や感性、そしてその人の生活に視点を置いて考える力も必要とされます。

関西福祉科学大学では何を学べるの?

本大学の作業療法学専攻では、その人にとっての意味ある「作業」を深く考える講義が多く設けられています。 それは、ただ単なる教科書的な知識だけではなく、臨床での実践力を高める為の取り組みを強化しています。例えば、実践に即した形で模擬患者を導入し、一人一人が実技演習をします。さらには、実際に障がいを持った方にも授業に協力していただき、当事者の方から話を聞いたり、様々な作業を一緒に行うなどの授業を1・2年次から取り入れています。また、病院だけではなく、保健センターや高齢者施設、発達障害児の事業所などの実習も経験できます。
もちろん、知識についてのフォロー体制は整っており、特に学生がつまずきやすい、解剖学・生理学・運動学を担当する先生は、保健医療学の先生ですので、その授業の時だけでなくいつでも質問できます。
また、クラス担当の先生もいますので、勉強のことだけでなく様々な悩みも相談できます。そして、作業療法学専攻の先生の数も多いので、色々なサポート体制が取られており、安心した大学生活を送ることができます。

一般社団法人リハビリテーション教育評価機構の認定

一般社団法人リハビリテーション教育評価機構より、言語聴覚学専攻・理学療法学専攻・作業療法学専攻が適切なリハビリテーション教育施設として認定されました。
作業療法学専攻は世界作業療法連盟(World Federation of Occupational Therapists:WFOT)よりWFOT認定校としても認定されました。

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