7月1日(土)、2日(日)の「第49回日本コミュニケーション障害学会学術講演会」開催についてのご報告と感謝を申し上げます。
当日は若手からベテランまで各年代の臨床家や研究者が集い、読み書きや聴覚障害、失語症の支援、言語発達の障害の支援や評価、吃音など広範囲なトピックについての発表があり、活発な議論が交わされました。総数76本の発表がありました。
ST(言語聴覚士)の参加者が最も多かったですが、特別支援に関わる学校教員や大学の研究者、OT(作業療法士)や心理職、当事者の参加もありました。現地参加者は約400名、オンデマンド配信のみの参加を含めると、550名の参加登録がありました。
一般公開企画の「重度重複障害がある子どものコミュニケーションを考える分科会」主催の体験会には、重い障害がある子どもと保護者や支援者が数多く来場されて、iPadを使ったコミュニケーション支援のミニ講座やたくさんのコミュニケーション機器、ワンスイッチで楽しめる玩具などを実際に触ってじっくりと体験していかれました。
ST専攻の2年生、3年生がほぼ全員で学会運営のボランティアとして参加してくれて、前日からの事前準備、当日の案内や受付、アナウンスなどに大活躍してくれたことが大変嬉しいことでした。
後日、参加者の皆さんから「配慮が行き届いた学会だった」「学生さんも含めスタッフがきびきびと動いて、笑顔だった」といった感想をメールで送っていただきました。
講演や発表を聞いた学生たちは大きな刺激を受けた様子で、この経験が今後の臨床実習やキャリアデザインに活きてくれることを願っています。
最後になりましたが、この学会開催にご協力いただいた学内外の関係各位に心からの感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。