2015年10月13日(火)、関西福祉科学大学附属総合リハビリテ-ション診療所主催の柏原市民の方を対象とした“健康フォーラム”を開催しました。この健康フォーラムは、地域の皆様に健康にお過ごしいただくための考え方や、リハビリテーションの実際について助言(アドバイス)を行うことを目的としています。講義や実技を通して疾病への理解を深め、それらを予防・改善する工夫を生活の中に取り入れていただけるよう努めています。月1回、テーマを変えて開催しています。
今回は15名の方に参加していただきました。当大学保健医療学部リハビリテーション学科の言語聴覚士の前田准教授が講義と実技を行いました。
講義では、嚥下障害とは何か、嚥下にかかわる頭頸部の解剖とそのしくみの説明を行いました。また、嚥下障害の有無や嚥下障害の程度を判断・把握するためのいくつかのテストを紹介しました。さらに、受講者の方から事前に問い合わせのあったご家族がむせる場合の対応のしかたについての紹介を行いました。
実技ではペットボトルのお茶を、口を開けたままで飲むことや上を向いた状態で飲んでいただくことなどで、飲み込みやすさの変化を体験していただきました。また、「口から始まる介護予防 健口体操1・2・3」を紹介し、受講者の皆さんと一緒に体操を行いました。この体操は口のまわりの不調を予防・改善するためのもので、1.顔面体操、2.舌体操、3.だ液腺マッサージの3つから構成されています。口の不調は加齢からも起こり、老化のサインとも言われています。この体操を通して、生涯の健口を保っていただきたいと思います。
受講者の皆さんには、熱心に講義や実技に取り組んでいただきました。健康フォーラム終了後のアンケートからは、「理解できた」、「役に立つ」といった感想を多数いただきました。また、特別養護老人ホームで食事介助をされることがある方からも、「とてもよくわかり、とても役に立ちました」との感想をいただきました。受講者の皆さま、ありがとうございました。
次回、11月10日(火)開催の第5回健康フォーラムは「口の中は全身のバロメータ?」の予定です。皆さま、是非ご参加ください。
お知らせ
言語聴覚学専攻
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リハビリエッセー(旧)
保健医療学部
2015/10/29
健康フォーラム2015年 第4回「いつまでもおいしく食べるために 嚥下(えんげ)体操」を開催しました。
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