作業療法学専攻では、毎年2年次に、脳血管障害(右片麻痺)、失語症のある森誠治さんにご参加いただき、「当事者参加型授業」を行っています。
この授業では、森さんの日常の様子をお聞きし、今取り組みたい、あるいはもう少しより良くしたい課題を挙げていただき、その課題に向けOT評価、介入を行います。
森さんは普段、就労支援施設であるカフェに通われているのですが、そこで出すための野菜も育てていらっしゃいます。
そんな森さんの今年の課題は「効率的に畑仕事を行えるようになりたい!」でした。
写真は、「どうすれば片麻痺でも効率的にトマトを収穫できるか⁈」、学生たちが考え介入しているところです。
授業を通して、当事者の「やりたいこと」「できるようになりたいこと」をOTとして考える貴重な機会となりました。
森さん、ありがとうございました。
2年生は2月からいよいよ病院や施設での臨床実習が開始されます。
2年生の皆さん、頑張ってください!
※ホームページ掲載にあたり、当事者様より氏名・写真の公表について予め許可をいただいています。