「基礎作業学」は、作業療法における「作業」の意味や効果を、実践を通して探究する授業です。
作業とは、日常生活における目的のある活動を指します。それは、個人にとって意味があり、人生に価値を与えてくれるものです。
今回は、作業療法学専攻の1年生が、伝統的な革細工技法を用いてコースターを制作しました。 学生たちは、図案を基に、革を切り、刻印を打ち、色付けを行いました。
一つ一つの工程に集中し、手を動かすことで、革細工の面白さと難しさを体感していました。また、没頭することで心が落ち着き、心理的な効果も実感できたのではないでしょうか。
この体験を通して、「作業」が持つ多面的な意味と効果を学ぶことができました。
作業に取り組むことで、身体機能の維持・向上だけでなく、精神的な安定や充実感、自己効力感の向上など、様々な効果が得られることを実感したようです。
作業療法では、こうした「作業」の力を活かし、クライアントが健康的で幸福な生活を送ることができるように支援を行います。
学生たちは、将来の作業療法士として、「作業」の重要性をしっかりと学ぶことができたのではないでしょうか。
これからも様々な「作業」を通して、作業療法の魅力を学んでいきましょう!