作業療法学専攻2年生の義肢装具学実習において、今回はカックアップスプリント(手関節背屈位スプリント)の製作に取り組みました。前回(https://reha-fuksi-kagk.net/news/2047/)の指装具製作で得た経験を活かし、より大きな装具への挑戦となりました。
カックアップスプリントは手関節を機能的な位置で保持するために重要な装具です。
学生たちは熱を加えると変形・加工が可能なプラスチック素材を使用し、お湯で温めて柔らかくなった素材を成形していきました。
前回の経験から素材の扱いにも慣れ、より正確な採型と丁寧な仕上げを心がけていました。


装具製作の過程では、学生同士が協力しながら、採寸や成形などの作業を進めていきました。前回の指装具製作と比べ、手関節全体を包む大きな装具となるため、より繊細な作業と注意が必要でしたが、学生たちは集中して取り組んでいました。
この2回の装具製作実習を通じて、作業療法で必要となる基本的な装具製作の知識や技術が深まってくれたと感じています。
2月からは見学実習も始まるため、授業で得たこれらの経験も活かして頑張ってほしいと思います。