作業療法学専攻の1年生は、9月に介護老人保健施設で見学実習を行いました。
この実習は、臨床現場における作業療法士の仕事内容を実際に見て学び、1年次春学期に学んだ知識を現場で体感することで、将来の専門職としての視野を広げることを目的としています。
実習前には学内で事前セミナーを実施し、見学先施設の役割や作業療法士の業務内容について学習しました。また、実習施設で求められる基本的な態度や、医療人としての心構えについても確認しました。
当日は、施設紹介のあと、作業療法士によるリハビリテーションの様子を見学。入所者の方々が日常生活動作やレクリエーション活動に取り組む姿を間近で見て、学生たちは真剣にメモを取りながら理解を深めていました。さらに、スタッフの方々と直接話をする機会もあり、教科書だけでは得られないリアルな知識を吸収しました。

参加した学生からは、
「授業で学んだ知識が実際にどのように活かされているか理解できた」
「利用者さんと関わる中で、コミュニケーションの大切さを実感した」
といった感想が寄せられました。
今回の見学実習を通じて、学生たちは作業療法士の仕事についてより具体的にイメージすることができたはずです。まもなく始まる秋学期では、この経験を糧に、さらに成長していくことが期待されます。
最後に、今回の見学実習にご協力いただきました施設の皆様ならびに利用者の皆様に、心より御礼申し上げます。