10月22日(水)、2年生の基礎ゼミナールⅣの授業において、失語症の方々3名をお招きして「対話会」を行いました。学生にとっては、失語症の方とお話をする初めての機会です。これまで、失語症の方とのコミュニケーション手段について学修してきたことに加え、教員が模擬患者となってフリートークの練習をするなど、「対話会」に向けて準備をしてきました。
いよいよ当日を迎え、初めは緊張の面持ちでしたが、みなさまの優しさに支えられながら、和やかで楽しい対話会となりました。ご趣味の話や最近の出来事、昨今の世界情勢など話は尽きず、「時間が足りない」「もっとお話ししたかった」と学生からの声が聞かれました。
授業では学修した「失語症」ですが、“思っている言葉がなかなか出ない”“言葉が理解しにくい”といった症状は実際にはどのような状態なのか、身を持って体験する絶好の機会となりました。学生は、自分たちの学修のためにご協力くださったみなさまに感謝し、この貴重な機会を今後に活かしていくことと思います。
