2015年12月8日(火)、関西福祉科学大学附属総合リハビリテ-ション診療所の主催で柏原市民を対象とした“健康フォーラム”を実施しました。本フォーラムは、地域の皆様に転倒や腰痛、認知症などを予防して健康に過ごすための考え方や、リハビリテーションの実際に関するアドバイスを行うことを目的としています。講義や実技体験を通して参加者の皆様に楽しんでいただき生活に取り入れていただけるよう、月1回、テーマを変えながら定期的に実施していく予定です。
今回は12名の参加者に対して、関西福祉科学大学保健医療学部リハビリテーション学科の言語聴覚士である中谷謙准教授が講義と実技(検査)を行いました。
講義では、脳の各部位の名称とはたらきの説明の後、5分でできる頭の体操に全員で取り組みました。一見、簡単に思えるような課題でも、実は脳のさまざまな部位をフル活動させていることを実感していただきました。その後は、散歩、笑い、料理など、日常生活場面で継続して取り組むことが出来る課題を通して、「脳を元気に保つ」ためのより効果的な取り組み方について説明しました。参加者のみなさんはとても熱心に聞いてくださり、健康への意識の高さを感じました。
健康フォーラム終了後のアンケートからは、「理解できた」、「役に立つ」といった感想を多数いただきました。「認知症の方とのかかわり方を今年は少しずつ勉強しているのですが、サポートはなかなかむずかしいと思っています。本日の講義で少しでもわかりました。」
「講座に出席させて頂いて勉強させて頂き頭の中でいつも復習させていただいております。少しずつ頭の中にのこり、実施できる回数が多くなればと思っています。」といった感想などもいただきました。
今後もこの健康フォーラムでは健康に関するさまざまな話題を取り上げ、引き続き参加していただけるように、またさらに多くの方々に参加していただけるように開催していきたいと思います。受講者の皆さま、ありがとうございました。