2015年4月、関西福祉科学大学保健医療学部リハビリテーション学科に「言語聴覚学専攻」が開設されました。1期生を迎え、新たな歴史のスタートです!フレッシュな1期生と共に歩んできた、この1年の活動をご紹介します。
【グループ学習】
言語聴覚学専攻では、日々の学習の中で「グループ学習」を推奨しています。
理解が不十分な所を他の学生に聞くことで学習効果を高めるだけでなく、教える側の学生たちにとっても「相手により簡潔に分かり易く伝わるように工夫し伝える」という、将来セラピストとして活躍するために必要な力を育てる効果もあると考えています。
グループに分かれて、皆で知恵を出し合い、より高い完成度をめざして課題に取り組む様子が見られます。
【専攻内ボーリング大会】
2015年9月、クラスの親交を深める目的で、教員を含めて大学の近くのボーリング場でチーム対抗の「ボーリング大会」を開催しました。優勝チームや個人成績上位者には景品がありました。
大学以外でクラスメイトと交流する初めての場でしたが、最初は緊張していた学生たちも優勝に向けて一致団結し、ハイタッチやガッツポーズが自然とみられて非常に盛り上がりました。
【バーベキューパーティー】
2015年10月、学内でバーベキューパーティーをしました!
学生たちが買い出しや準備を行いました。自宅で栽培している枝豆やサツマイモなどを持ち寄る学生もいるなど、ワイワイ楽しく食事をしました。その後は運動好きな学生たちが、心斎橋のスポーツ娯楽施設で汗を流したようです。日々の勉強から解放されたこともあってか、非常に楽しそうでした。
【授業風景 その1:初めてケーシーを着用して】
2015年11月の「言語聴覚障害概論Ⅱ」の授業で、初めてケーシーを着て授業を受けました。
現場の服装を身につけることで改めて言語聴覚士になるという目標を再認識した学生たちも多かったようで、普段より背筋が伸びて受講しているように感じられました。発声や嚥下の様子など、ストップウォッチも使用して簡単な検査の体験を行いました。
大学4号館401検査演習室での講義、演習授業の様子です。
【授業風景 その2:子どもと遊ぶ演習授業】
2015年12月、お子様と保護者の方にご協力いただき、2~3人の学生がペアとなって3歳と4歳のお子様たちと実際に遊んでみるという演習授業を行いました。
他の学生たちは窓越しに見学して行動や言葉をメモしています。実はこの窓、ガラスではなくマジックミラーになっていて見学者側からは見えますが、遊んでいるお子様側からは一切見えない構造になっています。加えて、部屋の天井に2か所のカメラと高性能マイクを設置しており、隣の部屋のプロジェクターでクリアな映像と音声で観察ができるという最新の設備を備えています。
教科書で学んだことを実際に演習で実践してみるという機会は初めてで、学生たちはとても活き活きとした表情で見学をしていました。
大学4号館403「臨床講義・訓練室」