言語聴覚士には成人領域と小児領域があり、子供の発達を支援する言語聴覚士もいます。
言語発達を学ぶ授業の中で、子どもと実際に遊ぶという演習を行いました。1年生が4名前後のグループで、自分たちで遊びを計画し、実演しました。他の学生たちは窓越しに見学して行動や言葉を記録しました。実はこの窓、ガラスではなくマジックミラーになっています。見学者側からは見えますが、遊んでいる側からは一切見えない構造になっています。加えて、部屋のカメラとマイクを通して、隣の部屋のプロジェクターで映像と音声で観察ができることも可能です。これらの設備を使って、実演と観察をして学ぶことができます。
当日を迎えるまで、学生は遊び道具を自作したり、遊びのシュミレーションを行ったりなど、事前準備を入念に行っていました。
授業後には、うまくいったこと、うまくいかなかったこと等を振り返り、準備の大切さを実感したようでした。これを今後の演習や実習に活かしてもらいたいと思います。